お疲れ様です!
静岡県富士市で塗装業を営んでおります!悠建装 代表の谷津倉悠斗です!
- 本日紹介致しますのは、住宅のコーキング工事の施工についてです。
- こちらはまず既存の劣化してしまっているコーキングです。ここまでの状態になってしまうとかなり危険な状態です⚠️コーキングは水の侵入を防いだり、外壁においては衝撃の吸収の役割もあります。その為、外壁の塗装時期よりも早めにメンテナンスを行うこともあります。メンテナンス方法と致しましては、増し打ちと打ち替えの2種類がありますが、長い目で見ると打ち替えを行う事がおすすめです。
- 続きましては既存のコーキングを撤去し終わった状態です。こちらはカッターやペンチを使い劣化しているコーキングを撤去します。
- 続いてはバックアップ材、ボンドブレーカーを入れます。こちらの役目としましては3つあります。まず1つ目は【3面接着の回避】です。シーリング材の伸縮性の効果を発揮させるには、左右2面のみに接着している必要があります。その為、ボンドブレーカーをあらかじめ目地の奥側に充填しておくことで、コーキングが下地部分に接着せずに左右2面のみに接着することができるのです。2つ目は【目地の深さの調整】です。ボンドブレーカーの大きな目的は、施工する目地の深さを自由に調整出来ることです。建物の動きに合わせてコーキング材が伸び縮み出来るようにするには、適切な深さでコーキングを行う必要があります。そうすることで、コーキングが建物に加わる力を吸収して破損やひび割れを防げるようになります。そして最後の3つ目は【目地底の形成】です。目地が深くて空間が広い場合には、最初にボンドブレーカーを詰めて目地底を形成して後にコーキング材を充填する施工が一般的です。なぜなら、コーキングは深く充填しすぎても効果を発揮しなくなるためです。その為、目地が深い場合にはボンドブレーカーを活用して適切な深さに調整します。写真では黄色のテープと白のスポンジみたいなのが、バックアップ材、ボンドブレーカーです。ついでになりますが、こちらの刷毛で塗っているのはプライマーという下塗り材です。こちらはコーキングと建物の付着性を確保する事でコーキング材の剥離を防ぐ事を目的とする下塗り材です。分かりやすく言うと接着剤みたいな役割です。
- 続いはコーキングを充填している状態です。コーキングガンという道具を使い、コーキング材を少なすぎず、多すぎず、隙間なく充填していくことが大切です。
- コーキング材の充填作業が終わりましたら、次はコーキングヘラでならしの作業に入ります。こちらは写真がないのでお借りした写真を載せておきます。ならしはこのような形で行います。パッと見簡単そうに見えますが、空気が入らないようにしないといけませんし、コーキング材を取りすぎてもいけません。力の加減もとても大切になります。僕もまだまだ勉強しないとです……そして、ならし終わったら養生を取り、完了となります。
コーキング工事の工程はこのような流れで行います。塗装の事や防水の事、少しでも気になる事がありましたら相談や見積りも無料で行っていますので是非、悠建装にお気軽にご相談下さい。